【映画】黄金のアデーレ(ネタバレです)
今日は、11/27の公開からずっと観たかった黄金のアデーレを観てきました。今回は、わたしが卒業論文の題材にもしていた、クリムトの作品についての映画です。
オーストリアにも行ったことがあるし、美術も勉強していたので、今回はネタバレありで感想を書きます。
パソコンだとリンクが貼れるみたいなのだけれども今日はアプリからの更新…
まあまあそれはいいとして。
今回の作品は、実話に基づいた映画。
この絵画のモデルになった、ユダヤ系商人の妻であるアデーレ。
アデーレの旦那は、急遽遺言内容を変更し、絵画はすべて親族に残すようにと。
絵画は、やはり持ち主の元に戻されるべきだと思うし、ナチスの過ちにより、オーストリアの人たちは悲劇に見舞われたであろうけれども、クリムトの祖国のオーストリアから作品が出ていき、異国のアメリカに飾られるというのはなんとなく腑に落ちないなぁと。
日本でも、日本の美術品がたくさんアメリカにある。
もちろん、この事実は戦争や持ち主のところから勝手に持ち出されたわけじゃないから、まったく問題のないことなのだけれども、日本にとって本当に貴重な着物や浮世絵はほとんどボストン美術館やなんかにあって。
日本人として、そういうものを過去の人たちがオークションに出したり、捨てたりしていたがために自国に美術品がないのはとても悲しいなと思っていて。
やっぱり、その土地で描かれたものはその土地で鑑賞されるのが一番素敵に見えるのではないかなと思います。
ちなみに、この絵は現在NYにあって、エスティローダーの会長?が買い取ったそうです。
今回は日比谷シャンテのスクリーン1。
I-9で鑑賞。
ここのスクリーンは、後ろより真ん中ぐらいが見やすいみたい。
FかGぐらいの9が見やすそうでした。