cecile's Bathroom

都内勤務の会社員。女の子がバスルームで過ごす時間のようなブログ。

【映画】ルーム

 

gaga.ne.jp

映画を見てきました。

今回は大好きな日比谷シャンテ

スクリーン2でF10です。

やっぱりシャンテは六本木とか日本橋と違って前のほうが見やすい気がします。

 

この作品は、主演女優賞受賞作品で注目されていたんだけれど、全然化粧っ気のないブリーラーソンが主演ってとでそのギャップもあいまって今回の主演女優賞を取ったんじゃないかって言われているくらい、色気はない映画です。

 

あらすじとしては、高校生のときに突然面識のない男に誘拐されて、7年間監禁され、誘拐犯との間にできた子供を納屋で育て、その子が5歳になったときに脱出を試みる。っていう映画なのですが、わたしははじめ脱出するための方法が見どころの映画なのだと思っていたら全然違いました。

もちろん、脱出までもハラハラしてすごく面白いのですが、そのあと、息子が納屋の中しか知らずに、納屋での生活と新しい通常の生活とのギャップに慣れていくまで、また自分だけが一人納屋で過ごしていたのに、周りの友人、家族は何事もなく時を過ごしていたことへのギャップ、羨望、など監禁後の生活についてがかなり心揺さぶられる映画でした。

確かに、納屋での生活がすべてだと思って育ってきた子供に世の中の「常識」を教えることはすごく難しく、自分が懸命に育てた子なのに、なぜ「普通」じゃないんだろう、って思うだろうなあ。

ただ、実は子供のほうが素直で、純粋で、吸収力があって、お母さんが慣れるより早く、息子のほうが世間に溶け込んで、友達を作り、家族にも感謝の気持ちを伝えられたりして、順応して、いくの。お母さんは、またしても息子に助けられて、そうやって二人が普通の生活を取り戻していく、そんな物語です。

 

子供がいる人のほうが感動すると思うなあ。

私は自分には子供がいないし、成長って過程がいまいち実感なくて。

個人的には、ストーリーがすごくよかったというよりはブリーラーソンの演技がよかった、誘拐っていつどういったタイミングで起きるかわからないし、すごく恐ろしいなって思ったっていう感じかな?

ぜひ、子育て中の方に見ていただきたい映画でした。